今作についていろいろ

ガンダムバトルオペレーション2(以下、バトオペ2とする)はPS4で無料配信中のオンライン対戦ゲームだ。


前作のガンダムバトルオペレーションは100万DLされ、人気作品になる土壌はあったのだが、「サーバーがなくラグが酷い」や「初期に始めた人は階級が高く、低階級帯には人がおらずマッチングしない」等々様々な問題を抱え、一部のハマるにハマった人たち以外はやめていった。


こんな状態でやめていく人数を補えるわけもなく、人の多い高階級帯でも過疎が進んだ結果、2017年7月31日にサービスが終了した。


それでもそれなりの人気はあり、2018年7月26日に続編が出た。それが今作ことバトオペ2である。


前作の制作には3年かけたと徳島監督がツイートしていた気がするが、前作終了から1年経たず(一応前作終了前から開発は始まっていた)に続編とは大変驚きである 。問題山積みとしか思えなかったβテストからは約3ヶ月である。嫌な予感がしない方がおかしいだろう。βテストで山積みだった問題の一部は修正され、公式Twitterで告知された。


神運営とリプライを送り、運営を讃えるユーザーは一部いたわけだが、修正された内容は「前作ならできていたけど今作ではできなくなっていたこと」が半分だ。わかりにくい例えで申し訳ないが「よろけたMSがよろけの硬直が終わる前によろけ攻撃を被せられるとハメられてしまう」というのがそれだ。つまり、敵が二機でサーベル持って順番に殴ってくると何もできずにハメ殺されるのである。運営は前作エアプか?


βテストという名の約一年ぶりのバトオペを与えられ、頭から放出されたアドレナリンに浸りきっていたユーザー達もサービス開始が告知される頃には正気に戻り、様々な懸念を挙げ始めていた。エネルギー課金制に代わる課金制度。レーティングマッチ。フレンドをルームに呼ぶことができなかったβテスト等々。


楽しむ人がいる一方、地獄の始まりに気づいた人もいる中、2018年7月26日、バトオペ2のサービスが開始された。


天井が存在しないに等しいガチャ。ほぼ存在しないペナルティによって横行したレーティングマッチによる回線抜き。雀の涙程度しかもらえないDP。前作経験者は驚いたであろうバズーカの後に回避される下格闘。バズーカも格闘攻撃もノーリアクションで受け流すしゃがみ。等々。地獄は始まった。


私はフレンドと初日の夜を過ごしたが、ガチャに課金せず事前予約していなかったフレンドの一人は旧ザクガンダムゲルググに挑んだ結果、嫌になってバトオペ2を数か月プレイしなくなってしまった。


これらのことはサービス開始から半年経った今では懐かしい記憶だ。しかし、それでも未だに多くの問題をこのゲームは抱えている。


例えば、ガチャの天井が存在しないという状況は今でも変わっていない。ガチャの被りで手に入れたリサイクルチケットで機体交換はできるが、リサイクルショップにガチャで実装された機体が追加されるまでに数か月かかる上に、毎日8種類ほどの機体が日替わりでショップに並ぶのでデレステやミリシタのようにピックアップされているものをすぐには交換できないのだ。気長に待つしかない。


また、欲しいMSを手に入れたとしても上位Lvが実装される度に当てなければいけない。前作では最高でLv8まで実装されたいたわけだから、「好きなMSでずっと遊びたい」という人は上位Lvが追加される度にガチャを回すことを8回しなければいけないのである。また、毎週新機体が追加され、新機体がピックアップされるので、そのついでに追加される機体の上位Lvを「ピックアップをすり抜けて」あてなければいけない。


毎回これをしていたら課金額がどうにかなってしまう。実際、毎週ガチャ課金をしている動画主がいるが、彼もピックアップをすり抜けて機体を当てることはできていないことのほうが多いように見える。前作なら300円あれば好きな条件さえ満たしていれば好きな機体の上位Lvを解放できたのだ。前作経験者からしたらとても馬鹿らしい。


またマッチング関係もまだ問題を抱えている。例えば、レーティングマッチで明らかに勝つ気力のない機体にのる味方がいた場合、ペナルティを受けてルームを退出するか、出撃して苦しい戦いを強いられるしか選択肢がない。この場合、除外投票の実装でこういったユーザーを排除することができれば私は解決できると思っているが未だに公式の動きは特にない。


他にも、多くのユーザーがカスタムマッチにて、勝敗を気にしないまったりとした戦闘を楽しんでいると思うが、相手がフレンドで固めていた場合は野良でフレンドで固めたチームの連携に勝たなけれいけない。これは前作からあった問題だが、連携が大事なゲームでチーミング同士のマッチングを実装していない運営にはがっかりである。


まだまだ問題はたくさんある。機体間の機体性能差はとても酷い。先ほども書いた「よろけたMSがよろけの硬直が終わる前によろけ攻撃を被せられるとハメられてしまう」というβテストの問題については、緊急回避スキル持ちの機体は緊急回避をよろけた直後にすることができるので、基本的にはハメ殺されることはなくなった。しかし、裏を返せば緊急回避スキルがない機体は相変わらずハメられてしまう状況が発生しやすいのだ。


緊急回避がある機体のない機体、これだけで多くの性能差が発生してしまう。実際、現在上手いプレイヤー間で行われるガチ戦では汎用機強襲機(支援機で緊急回避がある機体は現在ない)は殆ど緊急回避持ちだ。他にも、機体のヒットボックスの大きさや、格闘判定の強さ、格闘モーション、持てる主兵装や副兵装の性能等で機体の性能はかなり変化する。機体の性能調整は一応行われるが運営があまりにも調整が下手なのでいつまでも格差は埋まらない。




機体耐久度に対してあまりにも高い機体火力、あまりにも弱い強襲機、すぐに壊れてしまう脚部装甲等、他にも書きたい問題が山ほどあるが、書いてしまうとあまりにも長くなってしまうので今回はここまでにしたいと思う。機体を追加しないと売り上げが取れない、しかし機体調整もしたい。運営がそんなジレンマに陥っているだろうと期待してなんだかんだ毎週機体追加やアプデを楽しみにしている。ブログを書くのは初めてで、拙い文章だったが、もし読んでくれた人がいるならばとても嬉しい。細々とでもいいから、すこしずつ更新していきたいと思います。